PS5のSSDフォーマットは何形式?拡張ストレージ増設時の手順と注意点

PS5のSSDフォーマットは何形式?拡張ストレージ増設時の手順と注意点
PS5のSSDフォーマットは何形式?拡張ストレージ増設時の手順と注意点
PS5・ゲーム機拡張

PS5の空き容量が足りなくなり、M.2 SSDの増設を検討している際に気になるのが「PS5のSSDフォーマットは何形式なのか?」という点です。PCのように自分で特定の形式を選んで設定する必要があるのか、それとも特別な準備が必要なのか、初めて増設する方にとっては不安なポイントかもしれません。

結論から言うと、PS5に内蔵するM.2 SSDはPS5専用の独自形式でフォーマットされます。そのため、購入前に「NTFS」や「exFAT」といったファイル形式を気にする必要はありません。この記事では、PS5のSSDフォーマットに関する基本知識や、失敗しないための増設手順について分かりやすく解説します。

ストレージ容量を増やすことで、大容量の最新タイトルも気兼ねなくインストールできるようになります。適切なフォーマット手順を理解して、快適なゲームライフを手に入れましょう。この記事を読めば、専門的な知識がなくても迷わずにSSDの拡張ができるようになります。

  1. PS5のSSDフォーマットは何形式?知っておきたい基本知識
    1. PS5専用の独自ファイルシステムでフォーマットされる
    2. PCでの事前フォーマットが不要な理由
    3. 外付けUSBストレージの形式との決定的な違い
    4. フォーマットを実行すると全データが消去される
  2. 増設前に必ずチェックすべきSSDの要件とスペック
    1. NVMe PCIe Gen4 x4対応が必須条件
    2. 推奨される読み込み速度は5,500MB/s以上
    3. ヒートシンクの装着は放熱のために不可欠
    4. 容量は250GBから最大8TBまで対応
  3. 迷わない!PS5でのSSD物理取り付けとフォーマットの手順
    1. PS5の電源を完全に切りケーブル類を抜く
    2. カバーを取り外して拡張スロットにアクセスする
    3. SSDを斜めに差し込みネジで固定する
    4. 起動後に画面の指示に従ってフォーマットする
  4. M.2 SSDと外付けUSBストレージの使い分けとメリット
    1. PS5用ゲームの起動ができるのは内蔵M.2 SSDのみ
    2. 外付けUSBストレージはPS4用ゲームや保存用として活用
    3. M.2 SSDとUSBストレージの使い分けのコツ
    4. 容量不足を解消するための最適な組み合わせ
  5. よくある質問とトラブル解決:フォーマットできない時の対処法
    1. フォーマット画面が出てこない時のチェック項目
    2. 読み込み速度が推奨値に届かない場合の影響
    3. SSDを別のPS5やPCで再利用する方法
    4. データの移行(ムーブ)方法と注意点
  6. PS5のSSDフォーマットに関する重要ポイントまとめ

PS5のSSDフォーマットは何形式?知っておきたい基本知識

PS5に増設するM.2 SSDをどのような形式でフォーマットすべきか、疑問に感じている方は多いでしょう。ここでは、システム内部でどのような処理が行われるのか、PCでの準備は必要なのかといった基本的な疑問について詳しく解説していきます。

PS5専用の独自ファイルシステムでフォーマットされる

PS5の内部スロットに装着したM.2 SSDは、PS5を起動した際に「PS5専用の独自形式」でフォーマットされます。この形式はソニーが独自に設計したもので、超高速なデータの読み書きを実現するために最適化されています。そのため、WindowsやMacで一般的に使われる形式とは異なります。

PCであれば「FAT32」や「NTFS」といった選択肢からフォーマット形式を選びますが、PS5ではユーザーが形式を選択することはありません。画面に表示される「M.2 SSDをフォーマット」というボタンを押すだけで、自動的に最適な状態へと整えられます。このシンプルさがPS5の設計の特徴でもあります。

この独自形式は非常に高度なセキュリティと速度を両立させているため、フォーマット済みのSSDをPCに接続しても、そのままでは中身を読み取ることができません。PS5専用のストレージとして完全に特化した状態になるのだと理解しておけば間違いありません。

PCでの事前フォーマットが不要な理由

新しく購入したM.2 SSDを、あらかじめPCに接続してフォーマットしておく必要はありません。多くのユーザーが「新品のSSDはPCで初期化しないと認識されないのではないか」と考えがちですが、PS5においてはその心配は無用です。未フォーマットの状態で装着しても全く問題ありません。

むしろ、PCで先にフォーマットを済ませていたとしても、PS5に装着した瞬間に「PS5で使うために再フォーマットが必要」というメッセージが表示されます。結局、PS5本体側で上書きフォーマットを行うことになるため、事前の作業は時間の無駄になってしまいます。

パッケージから出したばかりのSSDをそのままPS5のスロットに差し込み、電源を入れるだけで準備は完了です。専門的な設定ツールやPCソフトを使う手間を省けるため、初心者の方でも安心して作業を進めることができる仕組みになっています。

外付けUSBストレージの形式との決定的な違い

PS5では、内蔵するM.2 SSDと、背面端子に接続する外付けUSBストレージとでフォーマット形式の扱いが異なります。外付けストレージの場合は、一般的に「exFAT」という形式が利用されます。これはPCでも広く使われている形式で、データの受け渡しに汎用性があるのが特徴です。

しかし、内蔵スロットに装着するM.2 SSDは、外付けよりも遥かに高速な通信が求められるため、全く別の仕組みで管理されます。外付けストレージは「PS4のゲームを遊ぶ」「PS5のゲームを一時保管する」といった用途に使われますが、M.2 SSDは「PS5のゲームを直接起動する」ための場所だからです。

このように、接続場所によってフォーマットの形式や役割が明確に分かれています。内蔵M.2 SSDを増設する場合は、「内蔵ドライブと同等の性能を持たせるための特殊な形式になる」ということを意識しておくと、外付けドライブとの違いが理解しやすくなります。

フォーマットを実行すると全データが消去される

最も注意しなければならないのは、PS5でフォーマットを実行すると、そのSSD内に保存されていたデータはすべて消去されるという点です。これは新品のSSDであれば気にする必要はありませんが、以前PCや他のデバイスで使っていたSSDを流用する場合には注意が必要です。

PS5のフォーマット機能は、ドライブ内のパーティション情報を一度完全にリセットし、PS5専用の領域として作り直します。そのため、一部のデータだけを残してフォーマットするといった器用なことはできません。中身は完全に空の状態になると考えてください。

もし大切なデータが入っているSSDを使い回すなら、作業前に必ず他のストレージへバックアップを取っておきましょう。一度PS5形式でフォーマットしてしまうと、PC向けのデータ復旧ソフトなどを使っても元のファイルを取り出すことは非常に困難になります。

PS5でフォーマットしたM.2 SSDを再びPCで使いたい場合は、PCの「ディスク管理」ツールなどを使って、改めてWindows形式(NTFSなど)で初期化し直す必要があります。一度PS5用にしたからといって、二度とPCで使えなくなるわけではないので安心してください。

増設前に必ずチェックすべきSSDの要件とスペック

PS5のフォーマット自体は自動で行われますが、どんなSSDでも良いわけではありません。ソニーが定めた厳しいスペックを満たしていないと、そもそも認識されなかったり、フォーマット画面すら表示されなかったりすることがあります。購入前に必ず確認すべきポイントをまとめました。

NVMe PCIe Gen4 x4対応が必須条件

PS5が増設用としてサポートしているのは、M.2 NVMe SSDの中でも「PCIe Gen4 x4」という規格に対応したものに限られます。一世代前の「PCIe Gen3」や、形状が似ている「SATA接続」のM.2 SSDは、スロットに物理的に刺さったとしても動作しません。

Gen4(ジェネレーション4)は、従来の規格に比べてデータの転送速度が飛躍的に向上しています。PS5の超高速読み込みを実現するためには、この最新規格による帯域幅が必要不可欠なのです。製品パッケージや通販サイトの説明欄に「Gen4対応」や「PCIe 4.0」と記載されていることを必ず確認しましょう。

最近では手頃な価格のSSDも増えていますが、安価なモデルの中には旧規格のGen3が混ざっていることもあります。見た目では判断が難しいため、スペック表を隅々までチェックすることが、フォーマットの失敗を防ぐ第一歩となります。

推奨される読み込み速度は5,500MB/s以上

ソニーは公式に、シーケンシャル読み込み速度が5,500MB/s以上のSSDを推奨しています。この速度は、PS5に標準搭載されている内蔵SSDの性能に匹敵する数値です。推奨速度を下回るSSDを使用すると、ゲームのロード時間が長くなったり、一部のシーンで表示が遅れたりする可能性があります。

実際のところ、5,000MB/s程度のSSDでも動作自体はすることが多いですが、将来的に登場するより高度なゲームタイトルでは性能不足を感じるかもしれません。せっかく増設するのであれば、6,000MB/s〜7,000MB/sクラスの高速モデルを選んでおくのが最も安心です。

フォーマットが完了した直後に、PS5本体がSSDの読み込み速度を測定して画面に表示してくれます。この数値が推奨値を大きく下回っていないか確認することで、そのSSDが本来の性能を発揮できているかを判断する目安になります。

ヒートシンクの装着は放熱のために不可欠

PS5のSSD増設において、フォーマット形式と同じくらい重要なのが「放熱対策」です。Gen4の高速SSDは動作中にかなりの熱を発します。熱がこもると、故障を防ぐためにSSDの性能をわざと落とす「サーマルスロットリング」という現象が発生し、動作が重くなってしまいます。

ソニーは、増設するSSDに必ずヒートシンク(放熱板)を取り付けることを強く求めています。最初からヒートシンクが装着されているモデルを購入するのが一番手軽ですが、付いていないモデルを買った場合は、別売りのヒートシンクを自分で取り付ける必要があります。

また、ヒートシンクを含めたサイズにも制限があります。厚みがありすぎるヒートシンクを選ぶと、PS5の拡張スロットのフタが閉まらなくなってしまいます。「PS5動作確認済み」と記載されたヒートシンク付きモデルを選ぶのが、最も確実でトラブルの少ない選択肢です。

容量は250GBから最大8TBまで対応

増設できるSSDの容量は、最小250GBから最大8TBまでと定められています。以前は4TBまででしたが、システムアップデートにより現在は8TBという大容量までサポートされるようになりました。これにより、膨大なゲームライブラリを一つのストレージに収めることも可能です。

現実的な選択肢としては、コストパフォーマンスに優れた1TBや2TBのモデルが人気です。1TBあれば、最新の大型タイトルを10本前後追加でインストールできるため、標準容量の不足を補うには十分なサイズと言えます。動画撮影を頻繁に行う方なら、余裕を持って2TB以上を選ぶのがおすすめです。

容量が大きくなるほどフォーマットにかかる時間が長くなるのではないか、と心配する方もいるかもしれませんが、実際には数秒から数十秒程度で終わります。大容量だからといって特別な手順が必要になることはありません。

【PS5増設用SSDの要件まとめ】

・インターフェース:PCI-Express Gen4 x4対応 M.2 NVMe SSD

・推奨読み込み速度:5,500MB/s以上

・必須アクセサリ:ヒートシンク(放熱構造)

・対応容量:250GB 〜 8TB

・サイズ:幅22mm、長さは30/40/60/80/110mmのいずれか(2280が一般的)

迷わない!PS5でのSSD物理取り付けとフォーマットの手順

SSDの準備ができたら、いよいよ取り付け作業です。精密機器を扱うため緊張するかもしれませんが、手順は非常にシンプルです。ここでは、物理的な装着から、画面上でのフォーマット完了までの流れを順を追って詳しく説明します。

PS5の電源を完全に切りケーブル類を抜く

作業を始める前に、必ずPS5の電源を完全に切り、AC電源コードをコンセントから抜いてください。レストモード(待機状態)のまま作業を行うと、故障や感電の原因となり非常に危険です。電源を切った後、本体が冷めるまで数分待つことも忘れないでください。

電源コード以外にも、HDMIケーブルやLANケーブルなど、本体に繋がっているすべての配線を外しましょう。本体を裏返したり動かしたりする際に、ケーブルが繋がったままだと端子を傷める恐れるがあります。作業スペースを広く確保し、平らな場所に柔らかい布などを敷いて本体を置くのが理想的です。

また、体に溜まった静電気でSSDが破損するのを防ぐため、作業前に金属製のものに触れて静電気を逃がしておくとより安全です。安全第一で進めることが、スムーズな増設の鍵となります。

カバーを取り外して拡張スロットにアクセスする

PS5のカバー(通常モデルならディスクドライブがある側の反対側、デジタルエディションなら右側のカバー)を外します。カバーの角を少し持ち上げるようにして、本体の下方向へスライドさせると「パカッ」と外れる仕組みになっています。少し力がいる場合もありますが、無理に引っ張らないように注意してください。

カバーを外すと、細長い金属製のフタが見えます。これが拡張スロットのカバーです。プラスドライバーを使ってネジを1箇所外すと、中にSSDを差し込むためのスロットが現れます。ネジは小さいので、本体の中に落としたり紛失したりしないように注意しましょう。

スロット内には、SSDの長さに合わせて位置を調整できる「スペーサー」と「固定用ネジ」がセットされています。これらを一度取り外し、自分が用意したSSDのサイズ(一般的には「80」と書かれた場所)に合わせてスペーサーを配置し直します。

SSDを斜めに差し込みネジで固定する

次に、M.2 SSDをスロットに差し込みます。端子の向きを確認し、斜め30度くらいの角度から奥までしっかりと差し込むのがコツです。奥まで刺さると、端子部分がほとんど見えなくなります。無理に水平に押し込もうとすると端子を傷める原因になるため注意しましょう。

正しく差し込まれたら、浮き上がっているSSDの後端を指で軽く抑え、先ほど用意したスペーサーの上に載せます。その上から固定用ネジを締めれば、SSDの物理的な取り付けは完了です。ネジを強く締めすぎると基板に負担がかかるため、止まったところで少し締める程度で十分です。

最後に、金属製のスロットカバーを戻してネジで留め、本体の白い外装カバーをスライドさせて元に戻します。カチッと音がしてロックがかかれば、物理的な作業はすべて終了です。意外と簡単だと感じた方も多いのではないでしょうか。

起動後に画面の指示に従ってフォーマットする

すべての配線を元に戻し、PS5の電源ボタンを押して起動します。正常にSSDが認識されていれば、起動時に自動で「M.2 SSDストレージをフォーマットする必要があります」という黒い画面が表示されます。これがフォーマット開始の合図です。

画面上の指示に従って「M.2 SSDをフォーマット」を選択すると、フォーマットが開始されます。前述の通り、この作業によりSSDの内容はすべて消去されますが、新品であればそのまま進めて問題ありません。数秒でフォーマットは終了し、読み込み速度の測定結果が表示されます。

この画面で「OK」を押すと、通常のホーム画面が立ち上がります。設定メニューの「ストレージ」項目を確認し、「M.2 SSDストレージ」という項目が追加されていることを確認しましょう。これで、あなたのPS5の容量が劇的に拡張されました。

万が一、電源を入れてもフォーマット画面が出ない場合は、SSDが奥までしっかり刺さっていない可能性があります。もう一度電源を切り、差し込み具合を確認してみてください。

M.2 SSDと外付けUSBストレージの使い分けとメリット

PS5の容量を増やす方法は、内蔵のM.2 SSDだけではありません。外付けのUSB HDDやSSDを接続する方法もあります。しかし、両者にはできることとできないことの明確な違いがあります。それぞれの特性を理解して、効率的に使い分ける方法を解説します。

PS5用ゲームの起動ができるのは内蔵M.2 SSDのみ

最も大きな違いは、「PS5専用タイトルのゲームを直接プレイできるかどうか」です。内蔵スロットに増設したM.2 SSDは、本体に最初から入っているSSDと同じ扱いになります。そのため、インストールしたPS5用ゲームをそのまま起動して遊ぶことができます。

一方で、外付けUSBストレージにPS5用ゲームを保存することはできますが、外付けから直接起動することはできません。遊ぶためには、一度本体ストレージか内蔵M.2 SSDへデータを「移動(コピー)」させる必要があります。これはUSBの転送速度が、PS5の要求する超高速性能に追いつかないためです。

頻繁に遊ぶ最新のPS5ゲームは、フォーマットしたM.2 SSDに保存するのが鉄則です。これにより、ロード時間を一切犠牲にすることなく、快適なプレイ環境を維持できます。大容量のM.2 SSDを導入する最大のメリットは、この「直接起動できる快適さ」にあると言えます。

外付けUSBストレージはPS4用ゲームや保存用として活用

外付けUSBストレージが全く使えないわけではありません。実は、PS4用のゲームであれば、外付けストレージにインストールしたまま直接起動して遊ぶことが可能です。PS4ゲームはPS5ゲームほど高速な読み込みを必要としないため、USB接続の速度でも十分実用的なのです。

したがって、過去のライブラリであるPS4ゲームは外付けHDDやSSDにまとめ、貴重な内蔵M.2 SSDの容量をPS5専用タイトルのために空けておくという運用が非常に賢い方法です。また、動画クリップやスクリーンショットなどのメディアファイルの保存先としても外付けは役立ちます。

さらに、今は遊ばないけれど削除したくないPS5用ゲームを「コールドストレージ(一時保管場所)」として外付けに置いておくのも手です。再ダウンロードするよりも、USB経由でM.2 SSDへ戻す方が速い場合が多いため、通信環境が限られている方には有効な手段となります。

M.2 SSDとUSBストレージの使い分けのコツ

理想的なストレージ環境を構築するためのコツは、それぞれの強みを活かした役割分担です。内蔵M.2 SSDは「一分一秒を争う高速ロードが必要な最新ゲーム」のために使い、外付けストレージは「たまに遊びたくなる旧作やデータのバックアップ」のために使うというスタイルです。

例えば、対戦型のアクションゲームや広大なオープンワールドゲームはM.2 SSDへ、シンプルなインディーゲームやPS4時代の名作は外付けへと振り分けます。このように整理することで、限られたM.2 SSDの容量を無駄なく使うことができ、管理も楽になります。

また、PS5の設定メニューから「インストール先」をあらかじめ指定しておくことも可能です。「PS5ゲームはM.2 SSDへ、PS4ゲームは外付けストレージへ」と自動で振り分けるように設定しておけば、いちいち手動でデータを移動させる手間も省けます。

容量不足を解消するための最適な組み合わせ

結局のところ、どのくらいの容量を組み合わせるのがベストなのでしょうか。多くのユーザーにとっての「正解」の一つは、1TBまたは2TBのM.2 SSDを増設し、余っている外付けHDDを繋いでおくという構成です。これだけで、標準の825GB(実質使用可能域は約660GB)という制限から解放されます。

最近のPS5ゲームは1本で100GBを超えることも珍しくありません。標準容量だけでは5〜6本で限界が来ますが、2TBのM.2 SSDを加えれば、さらに20本近い大型タイトルを常駐させられます。これだけあれば、新しいゲームを遊ぶたびに古いものを消すというストレスから完全に開放されるでしょう。

予算に余裕があるなら、性能面で妥協のない「ヒートシンク付きGen4 SSDの2TBモデル」を一本選んでおけば、PS5の寿命が尽きるまで満足して使い続けられるはずです。自分のプレイスタイルに合わせて、最適な組み合わせを選んでみてください。

特徴 内蔵M.2 SSD 外付けUSBストレージ
PS5ゲームの起動 可能(超高速) 不可(保存のみ可能)
PS4ゲームの起動 可能 可能
フォーマット形式 PS5独自形式 exFAT / FAT32
主な用途 最新作のメインプレイ用 旧作プレイ・一時保管用

よくある質問とトラブル解決:フォーマットできない時の対処法

SSDの増設作業は簡単ですが、稀に予期せぬトラブルが発生することがあります。「フォーマット画面が出ない」「速度が遅いと言われる」といった、よくある疑問や困りごとへの解決策をまとめました。作業中に「おかしいな」と思ったら、以下の項目をチェックしてみてください。

フォーマット画面が出てこない時のチェック項目

SSDを装着して電源を入れたのに、フォーマットを促す画面が表示されず、そのままホーム画面に行ってしまう場合があります。この最も多い原因は、SSDがスロットの奥まで正しく差し込まれていないことです。わずかな浮きやズレがあるだけで、PS5はデバイスを認識できません。

一度電源を切り、再びカバーを開けて差し込み直してみてください。また、そもそもSSDの規格が間違っている(SATA接続のM.2 SSDやGen3のSSDなど)場合も、PS5は反応しません。自分が購入した製品が「NVMe PCIe Gen4」に対応しているか、もう一度パッケージを確認しましょう。

非常に稀なケースですが、SSD自体の初期不良という可能性もゼロではありません。もし規格も差し込みも完璧なのに認識されない場合は、可能であればPCに接続して認識されるか試してみるか、メーカーのサポートに相談することを検討してください。

読み込み速度が推奨値に届かない場合の影響

フォーマット完了後に表示される読み込み速度が、推奨の5,500MB/sを下回っていても、基本的にはそのまま使い続けることが可能です。多くのゲームでは、数秒程度のロード時間の差が出るだけで、致命的なエラーが起きることはほとんどありません。

ただし、今後のアップデートや「ラチェット&クランク パラレル・トラブル」のような、SSDの速度を極限まで活用するタイトルでは、カクつきやテクスチャの表示遅延が発生する可能性があります。もし大幅に速度が低い(3,000MB/s台など)場合は、規格を間違えて購入していないか確認してください。

また、ヒートシンクの取り付けが不十分で熱暴走を起こしている場合も、速度低下の原因になります。速度が安定しない場合は、SSDが熱くなりすぎていないか、ヒートシンクがしっかり密着しているかを再確認してみるのも一つの手です。

SSDを別のPS5やPCで再利用する方法

「PS5を買い替えたので、SSDを新しい本体に移動させたい」あるいは「PS5を売却するので、SSDをPC用に戻したい」という場面もあるでしょう。PS5でフォーマットしたSSDを別のPS5に移す場合、差し込むだけでそのままデータを引き継げるわけではありません。

別の本体に差し込んだ際にも、セキュリティ上の理由から「再フォーマット」を求められることがあります。基本的には、データは本体と紐付いていると考え、移動させる前にはセーブデータをクラウドストレージ(PS Plus)へバックアップしておくのが安全です。

PCで再利用する場合は、前述した通りWindowsの「ディスク管理」からパーティションを削除し、NTFS形式などで新規ボリュームを作成する必要があります。PS5形式のままだとマイコンピュータにドライブが表示されないため、「壊れた!」と勘違いしないように注意しましょう。

データの移行(ムーブ)方法と注意点

SSDのフォーマットが無事に終わったら、本体ストレージにあるゲームをM.2 SSDへ移動させましょう。設定メニューの「ストレージ」から「本体ストレージ」を選び、「ゲームとアプリ」の項目から移動したいゲームにチェックを入れて「移動」を押すだけです。

この移動作業は非常に高速ですが、データ量が多い場合は数分から数十分かかることもあります。移動中はPS5の電源を切らないようにしてください。また、セーブデータやスクリーンショットは、仕様上M.2 SSD側には保存できず、常に本体の内蔵ストレージに保管される仕組みになっています。

つまり、M.2 SSDはあくまで「ゲームソフト本体(大容量データ)」を置く場所だと割り切って使うのが正解です。セーブデータは本体側に残るため、SSDを増設したからといってゲームの進行状況が消えるようなことはないので安心してください。

PS5のシステムソフトウェアが最新でないと、大容量SSD(特に8TBモデルなど)を正しく認識できない場合があります。増設作業を行う前に、必ずシステムソフトウェアを最新の状態にアップデートしておくことを強くおすすめします。

PS5のSSDフォーマットに関する重要ポイントまとめ

まとめ
まとめ

PS5のストレージ拡張は、一度やり方を覚えてしまえば決して難しい作業ではありません。最後に、この記事で解説した「PS5のSSDフォーマット」に関する重要なポイントを簡潔に振り返ります。これから作業を始める方は、以下のチェックリストを参考にしてください。

まず、PS5内蔵用M.2 SSDのフォーマット形式は、「PS5専用の独自形式」であり、本体に装着して電源を入れるだけで自動的に実行されます。ユーザーが「どの形式にしようか」と悩む必要はなく、PCでの事前準備も一切不要です。新品をそのまま差し込むだけで、システムが最適な状態に整えてくれます。

次に、SSD選びのスペック基準を間違えないことが成功の鍵です。「NVMe PCIe Gen4 x4」対応であること、推奨速度「5,500MB/s以上」であること、そして「ヒートシンクの装着」が必須であることを忘れないでください。これらの要件を満たしていれば、フォーマットエラーや動作不良のトラブルを未然に防ぐことができます。

最後に、データの扱いについての再確認です。フォーマットを実行するとSSD内のデータはすべて消去されます。また、M.2 SSDはPS5ゲームを直接起動できる強力な武器になりますが、セーブデータ自体は本体ストレージに保存されるという役割の違いを理解しておきましょう。外付けUSBストレージと上手に使い分けることで、さらに快適なストレージ環境が完成します。

容量不足の悩みから解放されれば、大作ゲームの発売日に「どのゲームを消そうか」と迷う必要はもうありません。お気に入りのタイトルをすべて詰め込んだ最強のPS5を作り上げ、心ゆくまでゲームの世界に没頭してください。

タイトルとURLをコピーしました